2022年11月20日(日)晴れ、小雨
出雲まで来たら、石見銀山も行こっ。
ってなるよね!
以前、アシカと訪れた時は小雨混じりだったけど
晴れ女が二人になると超快晴です。
石見銀山は戦国期から江戸前期にかけて
日本最大の銀山でした。
でも、地中深い坑道や遺構に興味はなく、
ワシらが見たいのは「銀山街道」の起点の
大森町の街並みです。
新規移住者が開いたパン屋さんに行列ができていました。
後ろに並びたくなる気持ちを抑えて先に進みます。
岩盤の上に建立された観世音寺は鉱山で
目を傷めた人の祈願所でもありました。
なんじゃろ?と見上げ通過する観光客 A、B、C 。
もうちっと好奇心と脚力があれば高所から世界遺産の
風景や石州瓦の家並みを、一望できたのに・・残念。
多肉植物屋さんでは若いスタッフが
海で拾った?ガラスを仔細に検証中でした。
ここで、
アシカはポストカードを数点選びます。
「手書きのイラストがいい感じなの」
オーナーさんは植物の世話だけじゃなくて
クリエーターでもあるらしい。
町をのんびり歩くのも良し、
レンタル自転車で風を切るのも
楽しそうです。
「高梁の 吹屋 みたいだね」とベンさん。
う〜ん。
吹屋の町はキレイに整理されすぎてるかな。
この町には住んでいる人の顔が見えるような。
むかし、グリーンデイ(環境イベント)で
高梁の街並みを勝手に歩ってもらったじゃない。
その時、路地裏や小路にもずんずん入って
裏庭や洗濯もん、普段の生活も見てもらったよね。
「それが楽しかった」って意見が多数あったよ。
それをを思い出すなぁ。
住んでいる方が不快でない程度に生活が見える方が
いいかな。
気ままに歩くのもいいけど、
ガイドさんの説明を聞きながら歩くのも
楽しそうです。
見どころを押さえてもらえるし、なぜ石見銀山が
「世界遺産」なのか納得できるようです。
*銀や金を掘り出した後、しっかり植林をして
森の保全に努めた。それもユネスコに評価された
ようです。(大人500円、小中学生100円)
「私設図書館」発見!
数年ぶりに帰郷したら、お隣りさんの家が
売りに出てたので、二軒一緒にリホームして
もらい図書館になりました。
「図書館始めます」の言葉に多くの方が賛同し、
たくさんの本が集まりました。
建築屋さんも楽しくなって、寒さ避けの
二重ガラス戸や、昔のガラスを材料に
ステンドガラスのドアを提案してくれたり。
「遊び心がいいでしょ」とオーナーも満足気。
「この町にも 芋代官さん が居たの?」と
モリミさん。
「どちらからお越しで?」
「総社ですが、前に笠岡で仕事してて」
「あぁ、それなら同じ方です」
「大森の次に笠岡に赴任されました」
どちらの町でも『芋代官さん』と呼ばれ、
(飢饉を防いだ)今も親しまれている
ようです。
この町では武家と民家が混在しています。
武家は屋敷を塀で囲い、民家は通りに面して
座敷(板敷)を設け、障子の窓を開ければ
道行く人といつでも話せる。
そんな作りなんですね。
「群言堂」さんはいつ来ても大人気です。
わが家の玄関を「アシカ カフェ」として
改装する前にこちらの中庭を訪れ、
あふれる雑草の中に何気なくたたずむ
古民具たちを見て
「そっかこんな自然さが良いのか」と
肩が楽になリました。
不要な昭和の時代の流し、どこにでもある水栓も
この空間にあると必然性を感じてしまいます。
真っ直ぐに直したくなる蔓棚も、
掃き集めたくなる枯葉も、
古い枕木や
置きっぱなしの遊具や現代彫刻と共に
やわらかな雰囲気を醸す空間となって
部屋のスリッパのままで子供たちは
木立の中に駆け出します。
雑草が役立つなんて思いもよりませんでした。
どこかにあるはずと探した
オルガンとクマさん。
部屋の隅で見つけてホッと安心。
遅めのランチに「いのししスパイスカレー」と
「ハヤシライス」をいただきました。
美味しかったけど、以前に食べた
「野良おにぎり弁当」?の方が
ここでは楽しいかな。
陽が陰り、少し寒くなって
帰路に着きます。
島根から広島の山里を抜けるコースは
友人二人の「高天原・磐座」探索の
「冒険ツアー」で走り抜けた道。
(八頭町、比婆、蒜山、氷ノ山、 信州上村・・)
帰りの道中はそのトンデモ話を楽しみました。
・・・・・・ ・・・ ・・・ ・・・
「アシカ カフェ」の予定
・12月2日(金)11:00-16:30
・12月3日(土)11:00-16:30
0866-21-2170(源内)
Recent Comments