北海道の道なら(4)
2021年10月12日(火)くもり、晴れ
7時、朝食のテーブルに着くと
窓に散歩する人の姿。
女性二人、楽しそうに話しながら
時々、木の上を見ています。
一人は大きなレンズのカメラを持って。
後で聞いたら野鳥ファンで
「黄色いゴジュウガラを見たの」
「初めて!」
と嬉しそうでした。
朝食を前にしたアシカの胸には
昨日とは別のネコのアクセサリー。
(解像度が悪くて見えませんね)
↓
トドは昨日と同じフライド卵(目玉焼き)と
分厚いベーコン。
アシカの皿からもらった
ソーセージを一切れ、
トマトジュース、ミルクジャムも美味し。
なんのことはない
素材が良ければこんなシンプルな
料理で満足なんだ。
味噌汁、干物、お茶漬けとかね。
さて、二泊した宿に別れを告げて、
屈斜路湖に行ってみました。
トドは北海道の外周(海沿い)を
何周もバイクで走っただけで、
内陸はほとんど未踏なのでした。
屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖です。
湖なのに半島もあるし、
波が立って海のようです。
しっかり固定されてるはずの桟橋の
中ほどで、不意に足が止まり、ドキドキ。
風と波に囲まれ、ゆらりと不安感
しゃがみたい気分。
たぶん、幼少のころ川で溺れ
きらめく光と水に包まれ、流された
記憶がよみがえるのだと思います。
その時は父が駆けつけ
素早く引き上げてくれ、
事なきを得ました。
ジツは姉にも別件で助けられたことがあり、
父と姉はトドの命の恩人なので
ありました。
あはは、まっこと古希です。
「古来稀」と言われるまで
生き延びました。
改めて二人に感謝です。
そんなワケでシーズン最初のプールや
大きな水溜りでは時として不安になります。
こんな明るく平和な湖でもね。
20年ほど前「阿寒湖でイトウを」って
巨大魚のプロジェクトがあって
それは、すぐに雲散霧消したのだけど
いつか機会があったら阿寒湖を
見ようと思ってたけど
そこまでの時間はないようで
より近い摩周湖を目指します。
昨日走ったのはウラ街道で
今日は観光用の表街道?です。
ぐりぐりワインディングロードを
ズンズン登りました。
約7000年前の巨大噴火でできた
カルデラ湖です。
とても湖面に降りる気になれない斜面です。
最近話題の九州南沖の鬼界カルデラと
同じくらいの時期にできたらしい。wiki
それにしても日本は凄まじい火山列島です。
原発は端っから無理でしたね。
山を降り、友人が教えてくれた
ピザカフェを訪ねて休憩。
たこ焼き風ピザって不思議な
ものをいただきました。
流れる水がキレイだったのでパチリ。
この辺りの低地は湿原のようです。
お店に飾ってあった斧。
こんなスタイルは初めて見ます。
開拓期に使われたモノでしょうか。
原生林のよほど大きな木を
倒した業物だったのかな。
腕力も要りそうです。
やたらとある牧場をカクカクと曲がり、
走り抜け、ナビのおかげで
レンタカー事務所。
空港での待ち時間は展示パネルを見たり、
なぜか台湾風のふわふわ かき氷。
いつまでたっても溶けることなく
ふわふわです。
甘すぎるんがちょっと。
昨日食べらんなかった「鮭ぶし おにぎり」も
食べて時間調整。
便数少なく広々とした空港。
女満別空港の方が便数が多いらしく、
古い知り合いがいるので
いつか訪ねてみたい。
羽田乗り換えで岡山。
*コロナ以降、毛布のサービスが
無くなったのは老体には不便です。
手ぬぐいを膝に置いて保温。
夜道は手慣れたアシカの運転でわが家まで。
北海道の道なら まかせなさい。
ってつもりで出かけたけど
道や街はどんどん変わるし、
何よりトドが素晴らしい、
スペキュレイティブだと思ったエリアは
バイクで走ってこその景観でした。
たまたま知床の地域が整然と美しかったので
良かったけど、反省しきりデス。
Comments
北海道道東にいらしていたのですね。
秋刀魚、少しですが送りましたので、近々着くかと思います。さて、今年の秋刀魚はどうでしょうか。
Posted by: Yuko Miura (きりん) | October 28, 2021 08:27 PM
こちらに連絡いただいていたのですね。
気がつかなくてすみません。
秋刀魚は速攻で美味しくいただきました。
今年は特に水揚げ量が少ない中
貴重な魚をいただきました。
超感謝です。
Posted by: トド | November 13, 2021 09:33 PM