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古民家カフェ

 

2021年7月1日(木)曇り、雨

 

2年ほど前、
訪ねてきた夏ちゃん夫婦と
ぶどう栽培やバイクの話してたら
「古いお家を買っちゃいました」
って話が出てきた。
どこに?と聞くと
「仲田邸のお隣の」
・・・まさか、
あのでかい、西仲田邸?
「はい、ちょっと大きかったです」
全体に傾いてたろ?
土壁に大きな穴が開いてて。
「はい、それです。それ」
ど〜すんだ、あれ。
「直して、住みます、カフェもしたい」 
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明治初期の古民家・・・西仲田邸。
取り壊し直前に偶然出会った若夫婦が入手。
そして、怒涛の再生計画が始まった。
夫の新ぶどう畑も同時に立ち上げながら。

 

個人であんなでっかい家を買うなよ!  
それにボロボロで、傾いて、穴が空いてる。
同族が建てた仲田邸の中では
小さい敷地だけど。
「その小さい敷地に蔵や別棟など
 8棟がひしめいてたらしいです」
ふ〜む。

 

そして
村人から旧式のジャッキ数十台を
借りて、月に数ミリずつ起こした。
(新式の油圧ジャッキは役に立たなかった)
家全体を囲む足場を組み、壁の穴を埋め
外装もきれいに手を入れた。
さすがに大きな柱や梁は大工さんに
お願いした。屋敷と同じくらいに
古い大工さんを熱意で動かしたらしい。
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土間はコストを下げるため
古いコンクリートミキサーを買って
何日も何日も自力でセメントを練った。
 こんなもんよく有ったな。
 と言うと
「必要なヒトには見つけられるんです」
 と涼しい笑顔で答えた。
 ふん。
ストーブや調度品はネットで
気に入ったものをとことん探し、
近県なら直に見に行って判断。
金額よりもその品のエピソードに
こだわり、長時間話し込むのが常だった。
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この日、床の全面にタイルが張られて
いるのを見て不覚にも目が潤んだ。
昨秋見た時には灰色セメントの上で
このバランバランな色のタイルを
組み合わせて、どうやったら美しく
見えるかを、凍えた手で何度も何度も
見直していたのを思い出した。
タイル屋さんで買った型落ちのタイルなので
それぞれほんの少しサイズが違うのだ。
仔細に見ると数ミリの差が見える。
でも、それも格好良く見せてしまう、
不思議な夫婦である。
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そんな経緯を姉に話しながら
昼食のスープとピオーネカレーを
美味しくいただいた。

 

ところで、いくつか調度が増えてるけど
この大物もネットで探したの?
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「この子たちはね、
 お父さんの好きだったもの」
「どしても手放せなくて
 岡山まで持ってきて
 今回やっと表に出せたの」
「本箱もテーブルもキャビネットも」
どれも大きいけど、
ひょっとしたらお宅って大邸宅だった?
「ウチはそんなじゃなかったけど」
「父さんの家が・・・」
あっ画家だったっけ
「そう父さんのアトリエにあったものなの」
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お父さんの家具たちと
自分たちのバイク3台?
二人の息子たちと一緒に
何度も横浜から走ったらしい。
この膨大な荷物を制御できる
才能があることに驚き、
労力を惜しまない体力と
意思の強さを
トドはただうらやむことしか
できない。

 

いや恍惚に、いやいや老骨にムチ打って
一度くらいはバイクで訪ねるか。
みなさんもよかったら
高梁市宇治町のカフェ「茶蔵 sakura」に
パワーを充填しにお出かけください。

 

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アシカ カフェの今年 後半の営業は
7月23日(金)/24日(土)から、
(疲れを微塵にも見せない)
日に焼けた顔でスタートします。
みんな、よろしくね!

 

 

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