わが家は秘境なのか?
2020年7月3日(金)くもり、雨
設計士2人(友人夫婦)と工務店さん3人に
トドとアシカも加わります。
縁側に立って、カウンター方向をパチリ。
黒く煤けた梁が交差する天上界に比べて
スッキリ整然でしょ。
白い天井の上には、もう一段梁があって
隠してしまうのが惜しかった。
もっと迫力が出て、モア古民家なんですが、
梁のホコリを誰が掃除するんじゃい。
ってコトで隠さざるを得ませんでした。
設計士(妻)がミニシンクや電磁調理器
の具合を確かめます。
スペースがとれないので
キッチンはかわいいミニサイズです。
設計士(夫)は高所に上がって調光確認。
う〜ん。
いつか微調整が必要になったら
長い竿を用意しておかねば。
それと9尺の脚立も掃除に備えて
用意しておかねばなんねべし。
とトドはメモしました。
少しの修正点を確認してチェックは終了。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何度もこの家には来てるけど
「何度もこの家には来てるけど
このあたりのことは知らないから
歩いてみたい」と設計士(夫)。
では、案内しましょうとトドが
小糠雨の中、先に立つ。
何が見たいですか?
「まずは神社かな」
居住区が山にかわる境に位置する
天神社に参ります。
簡単な説明と、維持するための
当番組制度を話しながら、
さらに上の池(農業用)まで案内。
*約200軒の村で稲作農家は4軒のみ。
昔からやっているからって理由で
池の管理や安全性まで任せていいのか
って声が聞こえてきます。
*さらにビックリだったのが、
200軒の内、農業収入があるのは
わが家1軒だけでした(公的には)。
1/4くらいは兼業農家だと思って
わが家1軒だけでした(公的には)。
1/4くらいは兼業農家だと思って
いたのに、家庭菜園なんですね。
みなさん。
わが家の近くの田畑はどんどん住宅に
変わってるけど、山に近い家では
昔のままのたたずまいが残っています。
大きな納屋や蔵に
「今も現役なんだ!」
「よく手入れされてる」と
大喜びの設計士さんたち。
「ほら、見てごらんよ」
「あの支え柱の見事な曲線」
嬉しそうにパートナーに話します。
代が変わるごとに不要なものとして
壊されることが多い納屋。
蔵も無用な長物です、一般的には。
・端材で作られた小屋
・一面だけ壁を設けた木小屋
・曲がりくねった梁や柱
目にするたびに歓声が響きます。
山と畑とのせめぎ合いさえも楽しく、
「美しい暮らしっぷり」と表現。
案内する方も嬉しくなります。
「あの川は?」
「高梁駅はどっち?」
「素晴らしい景観じゃないですか」
かつて、わが家のあたりでも
こんな風景が見えたのですが、
今は住宅が立て込んで、
すっかり、見えなくなりました。
大雨の時には二つの河川がぶつかって
大渦を巻くシーンに息を飲んだもんです。
*サダジイちゃんの朝は、山の上が
明るくなるころパンパンと大きな
柏手の音に始まり、
夕日に染まった川を見下ろす、
くわえ煙草と汗の匂いが
一日の終わりでした。
無人の?家の手前までお邪魔して
秘境 を楽しんでもらいました。
エッ「秘境」だったのか、ここは。
石積みにも興味がありそうだったので
村の東側だけに見られる
一定の高さにある「突き出した石」を紹介。
わかりにくいけど、ここは階段状に
石が突き出しています。
足が置ける幅ですから
そんな用途を意図して作られたのでしょう。
なんだか、案内しがいのある反応に
うれしくなっちゃいました。
老後は村の案内人で生計を立てるかな。
「なんでもないフツーの村でも、
見方によってはこんなに楽しく、美しいぞ」
これからの観光のベースになるか?
さて、今日はまだまだ続きます。
珪藻土のキクチさんが仕上がりチェックに
来てくれました。
ミルクがたっぷりなのは
濃いコーヒーが苦手な
「サクラとマツのツレ」も
寄ってくれたからです。
ミニシュー美味。
仕上がり具合に満足し、
養生テープをはがし、掃除中。
座敷に座って珪藻土を見ながら
軽口を叩き合います。
せっかくなので、トドの仕事場の
最奥部にご案内。
今まで非公開、誰にも見せたことは
ありませなんだ。
つうか、見る方法がなかった。
今回、配線保守用のドアをつけたので
「闇」と「ホコリ」が身近に
なりました。
「闇」に何かを感じ取って
すかさずメモるサクラさん。
この「闇」は昨年8月に紹介したここ ↓ ですね。
居間の真上です。
さぁ、長〜ぃ、一日が終わりました。
20時に就寝コールの鳴る
アシカさんはもう半分寝ています。
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