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国立競技場1964

 

2020年2月16日(日)くもり、雨

 

かつて、雑誌が情報収集のメインだった。
業界紙や情報誌も目を通したが、ジツは
漫画雑誌の小さなコラムが意外にも
面白くて、数誌のファンだった。
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時が過ぎ、廃刊になったり、
編集スタイルが変わったりで離れたが、
この雑誌ビッグコミックオリジナル(隔週刊)
だけは創刊号(月刊)から今も買い続けている。
すべてが面白いワケではないけど
数本の連載漫画の進行を楽しみに
してるし、新しい何かを見せてくれる
コラムを楽しみにしている。

 

ところで、最新号では中綴じの真ん中が
厚手の紙になっていた。
ペーパークラフトと書いてある。
しかも国立競技場である。
なんだ、安易なオリンピック盛り上げ企画かと
すっ飛ばして、見もしなかった。
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何日か経って、でもこの雑誌の企画にしては
あまりにも不自然?と引っ張り出して見たら
「旧国立競技場1964」とある。
懐かしさに見入ってしまった。

 

ある日、「頼みがあるんだけど」と
少し年長のバイク仲間。
コピーライターK氏から電話があった。
「身体検査、行ってくれないかな」
はぁ?
「国立競技場のトラックを走りたいんだ」
「会員になるには身体検査があって」
「ボクは総じて健康だけど、
 ちょっとだけ不都合なトコがあるじゃない」
「ほら、手術の跡とか」
「ややこしいコト聞かれたくないし」
「そんで、ムダに丈夫な君の顔を思い出した」
「代わりに行ってくれ」
「なに、簡単なコトだ」
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数週間後に再びK氏から電話。
「いやぁ、国立競技場のトラックは素晴らしい」
「でも、一人で走るにはつまらん」
「キミも、会員になれ」
そんな時間も金もないと即座に断った。

 

仕事帰りの夕方、代々木で途中下車し
着替え、ライトの眩しさに目を細めながら
トラックに立った。
初めてのトラックは確かにキモチ良かった。
新しいランニングシューズで2、3度
ジャンプしてから30人ほどのビギナーたちと
一緒に柔軟体操、軽いランニング。
「みんな自由に走ってごらん」
「今までどんな競技をしていたか
 走り方を見ればわかるんだ」と
最後尾のコーチが楽しそうに言った。
ワタシは1964年の円谷幸吉を
想いながら走った。

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その後、K氏からの電話は
「キミひまだろ。デートの帰りなんだけど
 埼玉から川崎までバイクで送って」
「駆け落ちするコトにした。手伝って」
「結婚式の後二人っきりじゃ、寂しいから
 もう一部屋とった一緒に朝まで騒ごう」
「シアトルからスポケーンまで
 レンタカーの運転を」
と電話は果てしなく続く・・・

 

K氏よりも年長になって8年が過ぎる。

 

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