建築家浦辺鎮太郎さんの仕事展に
友人トシマさんと一緒に行きました。
(最終日直前にやっと滑り込んだ〜)
実業家大原総一郎の構想する倉敷のまちづくりを
支えた方です。
いまも残る倉敷のあらゆる建造物は
氏が手がけたもの。
なんとなく見当はついていたけど
こんなに仕事してたとは知らなかった。
会場内には建築関係の方や多くの学生が
精査するように見入っています。
棟方志功さんの巨大版画を飾る国際ホテル。
版画を見てもらいたくて、お客様を度々
お連れします。
いかにも建築家らしい几帳面な
メモやスケッチも多数。
黒住教の大教殿も
倉敷市庁舎
倉敷中央病院
60年ほど前、トド父が入院していた頃、
すでにあった温室。
なぜ病院に温室があるのだろうと
不思議でした。
トドの両親はこの病院の大ファンで、
何度も見舞いに行くうちに、
トドとアシカも入院せんならんことが
あったらぜひともこの病院にと
思っています。
そして見覚えがあると思ったら
高尾(東京)の造形大も浦辺さんの作品でした。
友人の何人かが通った学校です。
トドも入試と学園祭に2度ほど行った記憶があります。
校舎が山ん中、つう立地は多摩美も
似たようなもんです。
どちらも藪の中を歩くとマムシに出会うと
恐れられていました。
懐かしい。
*この校舎は今はすでに無いようです。
それにしても、ものすごい仕事量です。
仕事がよっぽどお好きだったつぅか
もうワーカーホリックですね。
ワタシなんぞ、この模型を作っただけで
あとは誰かに、全部任したくなる、
それくらいのエネルギーしか持ってないぞ。
トシマさんと二人、TAXYに乗って
倉敷中央高校に移動。
「聞き書き」の発表直前になんとか
滑り込みました。
発表会を整えてくれたスタッフの
みなさんや、指導している先生の数人は
顔見知りなのでアウエイ感はありません。
もっとも向こうは「コイツ ナニモノ?」と
思っていたかもしれませんが。
ここ何年か見てきた大きな会場ではなく、
今回は小ホールで小じんまり、
それがアットホームで親近感があって
心地よかったです。
10年の歴史を振り返る主催のモリミツ氏は
感極まって涙のダダモレ状態でした。
高校生の「聞き書き」の発表のあとは
ランダムな組み合わせの6、7人のチームになって
今日の感想や2030年にはこうありたいを
話しながらポストイットに意見を書いてく作業と発表。
スタッフのほとんどは高校生の頃から
顔を知ってるし、作品の生原稿を読み、
取材写真のレイアウトをしているので
・・・なんというか
いつの間にか立派に成長した「孫」を
見る思いでした。
最後は澁澤寿一さんのスピーチ。
高校生のみなさん、これから世界は
激動期に入ります。
好むと好まざるに関わらず
想像もできない世の中になります。
嘆き、立ち止まるのではなく
社会の激変を楽しむくらいの覚悟で
臨んでください。
持続可能な生き方を模索し。
生きるヨロコビを提供する人々が生き残ります。
さあ、次の時代はキミたちがつなげるのだ。
「高校生の聞き書き」を10年間主催し続けた。
モリミツ・ベン両氏のバトンをちゃんと受け取り
共に歩き始めた若い人が何人もいることに
驚き、喜んでいます。
トドとアシカは、ほんのわずかでも
お手伝いできたことがうれしい。
Recent Comments