帰ってきたの
新刊本のコーナー ↑ には
魅惑的なタイトルがひしめいています。
絵本の新刊って結構多いですよね。
「そうなんです」
「どんどん入れ替わって
2、3年で消えていくのも多いです」
「出版社さんの主催で『絵本の作り方』って
講座があると、ものすごい申し込みがあります」
で、講座の後「ご自分の本を作りたい方?」って
声をかけると「ほぼ、全員が手を挙げるそうです」
「いま、おすすめの本は?」とお客さま。
「いっしょに楽しめるのは、これ」
「本をひらくには、まずパンツとります」
*本業界では長く外側に巻きつけたPOPを
「腰巻」と呼んでましたが、
この場合はまさしく「パンツ」ですね。
さて、つづきさんがページを開くと、
お客さまは一歩下がって、居ずまいを正し、
聞く体勢になって耳を立てます。
つづきさん、あわてて手を振って
「きょうは 読みません」
お客さまは軽くうなづいてニコニコ待ちます。
ページをめくりながらよく通る声ではっきりと、
目には見えないたくさんの子供たちと一緒に
楽しみながら、結局まるまる一冊読みました。
ところで、
今年はこんなぶどうをお届けしました。
シャイン、ゴルビー、BKシードレスとシャインのドライ。
一番手前でフルーティーな香りを漂わせているのは
「ゴールデンナイアガラ」。
「つづきの絵本店」は絵本と紅茶のお店です。
熱い紅茶にナイアガラを数粒投入するフルーツティの
感想をお聞きしたくて訪ねたのが始まりでした。
楽しいエピソードをもう一つ。
エントランスの看板に本を持って
歩っている女の子がいます。
(写真はつづきの絵本屋さんのHPからお借りしました)
開店後、しばらくして常連さんのひとりが
人形を ↓ プレゼントしてくれたそうです。
ところがその後、お店でいくつかのイベントを
しているうちに、いつの間にかいなくなってしまい、
どうしたんだろうと思っていたら
ある日、
「ワタシ世界一周してま〜す」
「心配しないでください」って画像入りの
メールが届いたそうです。
どうやらお店のお客さんが海外旅行のお供にと
内緒で連れ出したらしい。
(つづきさん以外はみ〜んな知ってたらしいけど)
その後も世界中の街歩きを楽しんでいる
写真が次々に届いたそうです。
「そんでね、その子がやっと帰ってきたの」
「この地図と一緒に」
その方、飛行機のスッチーさん(古い)?
「聞いたら、ピースボートのスタッフの方でした」
あぁなるほど、それで世界中かぁ。
*右の小さい人形は留守中つづきさんが寂しいだろうと、
新たに作られ代役を務めてくれた妹さんだそうです。
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