2019年9月7日(土)晴れ
このところ晴れた日が続き、
なので、畑仕事は山ほどあるのですが・・・
起業型・地域おこし協力隊員 松野夏子さんの
「卒業報告会」に行ってきました。

高梁市内 宇治の「元仲田邸」で14:00スタート
江戸時代の庄屋の伝統を受け継ぐ明治中期の建物です。
今では研修室や宿泊施設として利用されています。
わが家からは軽トラをすっ飛ばして25分ほど。
松野一家が横浜から移住した経緯、この地での悪戦苦闘ぶりや
なにごともなく? するりと地域に入り込んぢゃう超能力を
ユーモラスに要領よくまとめられました。
そしておとなりの「古民家カフェ」として改装中の
「西仲田邸」改め「マツノ邸」に移動してお披露目会。

「西仲田邸」十数年?空き家になっていたこの巨大な
屋敷をなんとかリファインしたいなんて野望は
フツー考えませんよ。
三年前は屋敷全体が傾き、壁は破れ、廃屋一歩手前
いや、数日後には更地になるはずだったのを
ギリギリで「ここに住みたい」と救い出したらしいです。
巨大な屋敷の傾きは自力でジャッキアップして
直しました。
と言っても、今風の油圧タイプは全く歯が立たなくて
途方に暮れていたら、地元の方が旧式の
機械式ジャッキなら大丈夫と持ってきてくれた。
なるほどこれなら確実とわかったところで
「それならうちににもある」と多くの村人が
持ち寄ってくださった。
で、月に一度、ほんの数ミリだけ動かして固定。
それを何度も繰り返し、
屋敷がまっ直ぐ立つまでに1年かかったそうです。
(覚えてなくて ↑ いいかげんです)

たくさんのジャッキを外し、一つ一つ磨いて
「ありがとう」と声をかけながらオイルアップ。
それぞれのジャッキの向こうには
村人たちの顔が、応援があるのだと思うと
うれしくて泣いてしまった。
と、またしても涙を浮かべます。
・・・こっちもあやうく、もらい泣きしそうだったぞ。
古民家カフェが完成したら
ひだまりの縁(えん)は地元ならではのモノが集まって、
きっと、こんな風景になるのかな。

廊下の上に階段ハシゴ発見。
必要な時には下ろしますが、
普段は邪魔にならぬよう、上げておきます。

*わが家のまわり縁にも下ろせば遮ることができる
戸がありました。どんな場面で使ったのか不明。
(討ち入られた時に使おうと小学生のトドは考えてました)
足踏みミシンの台を利用した洗面台。

この日一番カンドーしたのが、
フルーツウォーター・サーバー。
宇治の美味しい水に前日からブドウとハーブを入れ、
このまま、丸ごと冷蔵庫で冷やしてました。

飲むとわずかな甘みがノドにココチ良いこと。
楽しいお披露目会でした。
松野夏子隊員ありがと。
おっと、これが決断と突破力の証拠写真です。

向かうところ敵ナシじゃ!
Recent Comments