龍踊りのごたる
下の駐車場まで降りてみました。
ここ数年、大きな台風が来ることはなかったので
結果枝(実のついた枝)は棚の上に乗せるだけに
していました。
このくらい吹かれただけで、すでに枝が落ちています。
このまま強風に揉まれ続けたら、主枝との接合部に
負担がかかりそう。
風の強い畑ではきちんと棚に結びつけているのですけど、
ちょっと迂闊でした。
夕方まで繰り返し何度も突風にあおられました。
雨よけフィルムを残したままのトンネルは
上下左右にうねり、揺られ続け、
まるで「長崎の龍踊りのごたる」です。
かなり揺れの振幅は激しいのですが、
ぶどう棚やフィルムが破損するほどではなく、
用意していたナイフは使わなくてもよさそうです。
*心配なのは棚(施設)と枝葉で房の心配はしていません。
枝や葉っぱを痛めると来季に影響します。
ぶどう栽培を始めた頃、同じように台風に襲われ、
受ける風があまりに恐ろしくて
「カミサマ 二度とこのようなことはしません」
「どうか今回だけは許してください」と
泣きながらフィルムを切り裂いたのを思い出します。
懲りないし、学習しないなぁ、ワシ。
園主がバカだと苦労が絶えない
と嘆くフェイジョアさん。
支え棒がポッキリ折れていました。
まっ、それほど被害がなくてよかったと
胸をなで下ろしていた夕方。
「道が通れんのじゃけど、お宅の木じゃないの?」
と、西の小道から声。
おお、確かに。
ぶどう畑を囲むように植えてた大きな雑木が
小道をふさぐように倒れています。
小雨の中、ノコと脚立を持って急行。
隣家の電話線にもたれかかっていたので
慎重に切って取り外しました。
山の畑がどうなっているか心配です。
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