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一人暮らす

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2017年11月18日(土)くもり、ちょい晴れ

午後、山に一人暮らす友人を訪ねた。
バルキ畑を超え、枯葉溜まる初冬の道を先奥に走る。
中学三年生の二、三学期だけ同級生だった友人は
快活なスポーツ少年だった。
同じクラスだったけどほとんど話したこともなかった。
 *「同級生だったけど、話したことはなかった」
  というパターンの友人は何人もいる。いかにトドが
  人見知りで無口であったかの査証ですな。

Todoyachimoその後二十数年を経て岡山の民芸品屋さんで
繊細でやさしく品の良い焼き物に目が止まり、
作家さんの名前をたずねると
彼と同じであった。
紅顔のスポーツ少年が長じて、陶芸作家・・・
まさかと思ったが、そのまさかで山に訪ねて再会した。
尖り気味の少年は穏やかな顔の作家に変わっていた。
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その頃の彼は多事あって創作活動を中止していた。
友人の意欲をかき立てるべく叱咤激励すれど
山は動かず今に至っている。
(単に新しい彼の作品を見たかっただけです)

久々に訪ねると、友人はにこやかな笑顔で、
静かに招き入れてくれた。
掘りごたつにすっぽりと入ると暖かくて、
春に痛めた左ひざがふわっと楽になる。

コタツの上に書きかけの仮名習字があった。
おっ仮名もやるんだ。
「あぁ、見よう見まねで勉強中だ」
「こうして文字を書いている時が一番落ち着く」
「仮名文字は母がよく書いていて
 いつか教わろうと思っていたけど
 結局、聞かず仕舞いになった」
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体の調子はどう。
「眠れないし、歩くのもしんどくてね」
メシはちゃんと食ってる?
「そうだ、朝めしを食うところだった」
「いっしょに食うか?」
「ホテル並みに美味しいぞ」
いや、朝メシを食って、昼メシも食ってきた。
もうそんな時間だぞ。

「そうか、じゃぁ『チャイ』を入れてあげよう」
「砂糖をたっぷり入れると美味しいんだ」
あっ砂糖は入れないで。
「どうして?」「美味しいのに」と残念そうな顔。
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砂糖レスでも十分に美味しいチャイを飲みながら、
彼はフレンチトーストにスクランブルエッグ、ヨーグルトに
ジャム、柿も添えてゆっくりと食べ始める。
あぁ、これなら1日二食でもええかと安心する。

遠く県南の山々が窓から見え、初老の二人が
こたつでぽつりぽつりと話す。
昨年、今年と相次いで亡くなったお互いの母のこと。
都市の学生として'70年をそれなりに熱く過ごし、
その後いくつかの街や村で過ごした日々。
話は尽きず夕暮れまで。

少し先輩の画伯が山形のラ・フランスを送ってくれました。
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紅花と姫リンゴを添えて、山形らしいかわいいパッケージです。
感謝!
Photoそうだ
去年も同じ構成のラ・フランスを
いただいたのだった。
「ほら、かわいい姫リンゴ」と見せると
むんずとつかんで口に持っていった。
確かに小さくて口に入れやすい
大きさだったけど・・・

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