障子貼り、張り?
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2016年12月28日(水)晴れ
朝方の寒さに目を覚まし、ブラインドを開けると
瓦に雪が降ってました。
寒いわけだな。
年末恒例の障子貼り。
去年は忙しくてできませんでした〜。
まずは最も頻繁に開け閉めする居間の障子から。
水をたっぷり含ませたスポンジで全面を濡らします。
少し置けば糊がゆるんで簡単に障子がはがれます。
必要最小限の糊を使っていれば貼るときも
剥がす時も作業はラクラクです。
剥がした跡に糊が残っていたら、ヘラでこそぐか
雑巾で拭き取ります。
トドは使わなくなったペインティングナイフを愛用。
障子の一角を凹状に貼って引き手代わりにしています。
この部分は力が加わるので桟が破損することも多く、
ハマばあちゃんが木綿糸で縛って補修した跡が
見えます。一年で最もバァちゃんを思い出す時です。
*幼少のトドはバァちゃん子でありましたから、障子
張りもよく見てました。
障子張りの前に存分に障子を破るのと一番最後に
水を口に含んでプワッと細かくキリ吹くのが役目で
ありました。
今思えば迷惑なだけのお手伝いでした。
上が引き手がわりの凹部。下の切れ目は・・・
かつて、猫を飼っていた家には必ずあった猫の
出入り口です。今ではこんな障子はめずらしい
のか、お客様に時々「あれ何ですか」と聞かれます。
*新しい障子は従来品より30%明るく、2倍強い
商品を選んでみました。ポリエステルとビニロン
バインダーを混入、蛍光剤も配合してあるようです。
この表記を読むとフツーの障子紙であっても良かった
かな。
「障子張り」は素晴らしい日本文化だと思います。
丈夫に作り過ぎず、
古くなったらいつでも簡単に
差し替えやすく作ること。
家屋の中で傷みやすい
台所や風呂場もそうですね。
家の端っこにレイアウトしておいて、傷んだら
その部分だけを修理すれば何世代も使えます。
コンクリート製のビルディングは出来立ては
ピカピカですが、年月とともにくすみ汚れる一方
比べて木造建築は時間とともに味わいが
付加されていきます。
そんなことを考えながら作業してます。
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