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どう作るか

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2016年3月7日(月)晴れ

山形から懐かしい友人が来てくれました。
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天童でサクランボ、ラ・フランス、りんご、桃を作っています。
パソコン通信の時代に知り合い「何をどう作るか」
「山形と岡山の考え方の違い」を最初に会った20年前に
熱く語ってくれました。

20年前、出張のついでに寄ってアシカと畑を見せてもらいました。
広大な桃畑での最初の言葉は
「岡山の人はスゴイね」でした。
「何回も見に行ったけど桃を作るんでも一つ一つ丁寧に
 なんども手を入れて作るんだぁ」
「ボクたちにはとってもできないね」
 それをほめ言葉だと思って聞いていたら
「あんなに手間かけて、大きくて立派な桃作ってスゴイよ」
「値段もものすごいけど、大変でしょ」
 どうやらほめてるわけじゃないらしい。
「あんな手間かけるなんて、ボクたちにはできないし」
「やらない」
 じゃ、どうしてるんですか?

「フツーに作ります」「大きすぎなくてもいいし、
フツーに 美味しいの作ればいいんです」
「値段も岡山の桃ほど高級でなくていい」
「でも、ボクらはいっぱい作ります」
「岡山のより安くても、いっぱい作れば、同じでしょ」
子供の頃から丁寧なやり方しか見てこなかったトドには
新鮮な考え方で、目からウロコでした。
桃もぶどうも丁寧といえば丁寧だけど頭にバカが付く
かもしれない。
立派な贈答品を目指すあまり「健康で美味しいモノ」を
作るって本来の栽培方向を外しているのかもしれない。

そして、「うちの桃食べてみる?」の言葉と一緒にポンと
飛んできた黄桃はまだ堅く、
ナイフは? と聞くと
「いらないさ」「こうして・・・」と両手の中で桃のうぶ毛を
こすり落としジーンズのモモでさらにこすって、そのまま
かぶり付いたのでした。

同じように真似て口に入れたモモは、どこよりも美味しく、
香り高い桃でした。
以来、桃は山形に限るが持論です。
彼は慣行農法から離脱できた恩人のひとりです。

山の畑をぐるりと回って、我が師の提唱する
「小川式新短梢栽培」を説明。
その合理性に大きくなんどもうなずいていました。
特に木の更新を「植え替え」ではなく
「枝を伸ばし直し」て行う実例では「我が意を得たり」
の笑顔でした。
0307texas
さんざ畑で話して、テキサスさんで昼食。

家に帰ると、アシカも交えてさらに話します。
0307moriy2
もう一つ
むかし、彼から聞いたエピソード。
サクランボって収穫が大変でしょ?
「はい。そりゃもうアルバイト何人もお願いして」
「アシュラ像の手さばきで収穫します」
収穫カゴの中にいっぱい入れると重さで
つぶれたりしませんか?
「あのね、つぶれないような丈夫なの作ればいいの」
名言だと思いました。
以来、20年近くその言葉を胸に畑で作業しています。
古い友人に感謝!

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