休みごとに
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2015年8月14日(金)晴れ
友人の家にぶどうのお届け。
もうすぐ夏休みが終わり、街に帰って行く孫娘たちを友人夫婦の
目がやさしく追っていく。
トドも夏休み、冬休みごとにこの家を訪ねるのが楽しみです。
山のぶどう畑カンパラの大家さんは祖霊を迎える準備。
出迎えのお飾りのキュウリの馬とナスの牛。
おや、ここのは目が付いていますね。初めて見ます。
「しっぽにはとうもろこしのヒゲを使うのだけど、
ええのがなかったから、シュロのヒゲで代用した」
「元気のええ馬になった、あはは」
「意味はな
キュウリの馬に乗って早く帰ってきてください」
「天界(?)へのお帰りは(名残り惜しいので)ナスの牛に乗って
ゆっくりお帰りくださ」・・・そこまでは聞いていたけれど、
そのミョウガの鶏はなんですか?
「あぁ、これは帰りのお土産です」
「ご先祖さまが牛に積んで、たくさん持って帰られます」
そっそうなのか?
でも、たくさん積むには、ちと牛が小さいような
「今の時期、畑にはこの小さいナスしかないんじゃ」
あぁ、そうですか。
して、その縄ばしごはなに? 初めて見るけど。
「これはな、ご先祖さまがこの台の上にもどられて、
地上に降りる時に使いますのじゃ」
わが家より、より具体的なご先祖帰還のイメージを持って
おられるようであります。
トドの家の周辺ではあまり見かけませんが、山に住む人々の
家では時々「施餓鬼供養」を見かけます。
門先に、台を設けて
供物を備えます。
*死後に特に餓鬼道に堕ちた衆生のために
食べ物を布施し、その霊を供養する儀礼。
(wiki)
もう少し穏やかな言い方では
お盆には還ってくる祖先の霊に供物を備えるのだけど、
同時に成仏できずに俗世をさまよう餓鬼にも、お供えを
施すこと。・・あまり穏やかでもないか。
まぁ、六道輪廻からスピンオフしてしまった「餓鬼」にも
施しをしようって仏教のやさしさなんかな、と思います。
そんな風習はどんどん廃れていきますが、より田舎では
かろうじて残っています。
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