郵便屋さんちょっと
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2011年11月1日(火)晴れ
先日のこと、出かけようとするとアシカに呼び止められ小さな包みを
渡された。カリグラフィーの作品展のお知らせハガキだった。
「数があるし忙しいだろから、料金別納でお願い」 ほ〜い。
山の小さな郵便局に軽トラを停めて、料金別納でお願いしますと言うと。
近藤さんじゃないや、え〜っと局長さんがハガキを手に取って
「う〜ん、これはもったいない」「切手の方がみなさん嬉しいですよ」
「料金別納だとどうも味気なくてね」「花の切手なんかどうでしょ」
ストックアルバムを広げて「えっと、コレ、あぁ三月か」
「ボタンもちょっとズレとるしなぁ」と言いながら秋の花4種を選んで
くれました。支払いを済ませ じゃ頑張って貼りま〜す と切手に手を
伸ばすと「い〜ぇ、やっときますよ」とニッコリ局長。
「ボクがやります」と新人クン。
そんなワケでお願いしてしまった。
郵便事業のモンダイやこれからの流れについては
ある程度知ってはいるけど、現場のみなさんはやさしいんだ
よね。特に田舎の小さな郵便局では。
お年寄りは銀行代わりに重宝しているし。
年に2度「トド&アシカ新聞」を発行しています。クロネコさんか飛脚
さんのメール便で送っています。住所変更だの引っ越しだので時々帰っ
て来ますが返却率が少ないのは飛脚さんの方です。
飛脚さんは郵便局と契約して最終的に配る方は局員さんなんですね。
アルバイトだと「わかんない」「住所が違う」とアキラメちゃうとこを
局員さんは地元情報を駆使して配達しているのかなと思っています。
先日はトド母への手紙が市と母の名前だけで届きました。う〜ん、すご!
そうそう、以前のことですが、山のぶどう農家を訪ねて奥さんと話をして
たら、赤いバイクの郵便屋さんが庭にイキオイよく突っ込んで来ました。
思いっきしブレーキをかけてギギッって停めると、目を伏せたまま挨拶も
ない。面倒くさそうにヘルメットを脱ぎ、近くのパイプイスにドシッと
座ると、足を放り出して「コーヒー」と一言。
耳をうたがいましたもんね。
さすがに温厚民族のトドも険しい顔で「くぉら〜、キサン何のつもりだ」
と言いかけたら、奥さんが急いでトドの袖を引いて
「あれ、兄なんです」
トドは、一瞬、言葉の意味が判らんかったとです。あはは。
タイトルの「郵便屋さんちょっと」はつかさんの初期の芝居。
とっても楽しいです。機会があったら読んでみてください。
「さんちゃんはねぇ、さんちゃんは立っていたんじゃないんだよ」
「さんちゃんは・・・たたずんでいたんだよ」「わぁー」
この個所を大好きな友人が居て、大手術を受けた後にこのセリフを
くり返し言って気を紛らわせていたら「手術は成功したんですけど
意識が混濁しているようで・・言っていることがワカラナイ・・」と
医者が頭をかかえていました。
コピーライターだった彼は「立つ」と「たたずむ」の違いにこだわっ
たセリフのやり取りが面白かったんでしょうね。
かーち君、キミのことです。
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デスクワークと懸案だったオリーブを鉢から地に下ろす作業。泥だらけ。
Comments
こんばんは。今日は作品展の案内ありがとうございました。
郵便局での様子とても興味深く、味わい深いやりとりですね。
多忙でないからとはいえ、局長さんの感性に拍手。
受け取ったときに感じたことをいえば、ブルーであしらわれた作品の品の良さはもちろん、実は「切手にまで心が行き届いていてすごい!」ということでした。
それが田舎の、郵便局の局長さんのアイデアだったとは。
すてたもんではありませんね。
作品展の成功を祈ります。
Posted by: nabe | November 02, 2011 10:17 PM
こんにちは(^^)/ nabeさん
ご無沙汰しています。
山の人々にはいつも暖かく接していただいており
感謝しています。
作品展のんびりと電車でお出かけください
こっそりビール屋さんにシケこみましょう。
Posted by: トド | November 03, 2011 09:25 AM