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戦時下のカフェ

2月4日(土)小雪ちらつく朝

近くの親戚の法事に出席。30分前に当家に入ってまんじゅうを供え
そうか、もう7年にもなるのかと、祭壇に向い手を合わせて‥‥思い出した。
ohch!不祝儀袋を持って来るのを忘れているではないか。
お茶を一服いただいてから、ダッシュで取りに帰る。近いと便利だ。
 余談である、祝儀・不祝儀袋を忘れたって話はちょいちょい聞くが、
 数年前新幹線の車中での事。結婚式に向うらしき初老の夫婦が楽しげに
 談笑していたと思ったら「あああああぁぁ」とYシャツ姿のダンナの声が響いて
 「上着を玄関に置いて来てしもうた」車内に静かな笑いが広がった。
 ‥‥確かにその日は暑かったけど、上着忘れるかなぁ。トドなら‥やるかも。
10時に坊さま登場。名をユーカイさんと言う。カタカナで書くと物騒な名前である。
この坊さま大型バイクを乗りまわすし、世に遊ぶ風情が感じられるので
ウカツにも「遊海」さんだとばかり思っていたら「宥海」さんであった。
どなたも顔で判断してはいけない。
和尚は身支度を整えながら、祭壇の飾り付けをチェックする。
仏様の膳の配置の間違いを指摘。
 中椀は名前のごとくまん中に置いてください。
 豆は箸ではさみ易いように深い器の方が適しています。
 逆に酢の物は浅い器の方が取り易いですな。合理的になっておるのです。
 いまここでは器が逆になっています。移し代えてください。
 本に載っているから正しいという事はないのです。本が間違っておる
 場合もあるのです。何事もご自分の頭で考える習慣を持ってください。
 ついでに言いますが、日本食の調味料の基本は「塩」と「酢」です。
 「酢」は「梅酢」です。塩梅が良い悪いの「塩梅」という言葉は
 ここから来ております。
と言うタメになる話があって、読経。焼香。お墓参り。お寺参り。
近くの料亭で食事会といつものように進行。

食事会では前に座った近所の高齢の小父さんが戦争話をしてくれる。
ハルピン→上海→シンガポール→オキナワと転戦して部隊が別れるたびに
自分は生き残り組に入った。悪運が強いのかなと深いシワで小さく笑う。
「ハルピンはソ連に近いからなぁ、ウォトカちゅう美味い酒があった」
「中国の酒もキツうて美味かった」
「カフェがあってのぅ、コーヒーを飲んだり、そんな酒を飲んどった」
ちょっとまってよ小父さん。戦争に行ってたんだよね?
「おぉ、じゃけど、ソ連と戦争をしたのは末期だもの」
あぁ、そうか。そうだった。ずっと戦時下にあったような気がしていた。
そんな酒好きの小父さんも今は一滴も飲まず、代わりにストレートコーヒー
のお代りをしながらの話だった。

隣に座った小父さんは息子の話。
東京でコンピュータを学んでいると思っていたら、いつの間にか
北海道の牧場で馬を追い、オーストラリアでも馬を追っかけて、
その次は長野の広大な畑で高原野菜を作っていた。
その息子がやっと帰って来て今は自分の畑でジャンボニンニクを作っている。
う〜ん、今日は移動する話だな。

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Comments

おじさんの戦争の話 我父もよく話してくれました。ハルピンやらシベリアやら、、、の
ところで 大きな にんにく! 売ってもらえるのかしら? NOROでは 毎年予約で お米の産地の八重原で買っています、、が めちゃ
人気なのでなかなかまとめた数を購入する事ができません。大きなにんにくは 人気物なのだ。

Posted by: choro | February 06, 2006 11:41 AM

お久しぶりです choroさん
お互いシベリアやハルピンでは苦労しました。
引き揚げ船の中でバッタリお会いできたのも御仏のお導きでありましょう。
考えると長いお付き合いになりますね。
さて、ジャンボニンニクは300〜500円/玉くらいで取引されているように
親父様が言うておられましたが、そんな高価なものなんでしょうか?

Posted by: トド | February 06, 2006 12:05 PM

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