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アコガレの地は荒野となりて

11月22日(火)

9時半、36キロ北方の町の印刷屋さんに小冊子の色校に行く。
このところ何度も同じ道を通っているので、今日は趣向を変えて
PC-800のエンジンをかける。
初冬の冷気の中、川沿いの国道を銀色の巨体が軽やかに滑るように走る。
オートバイに乗る「愉しみ」は何事にも変えがたいモノがあるなぁ。
でも、さすがに薄い革の手袋だと指先がかじかんでしまった。
印刷屋さんで出してもらったお茶を両手でかかえて暖を取る。
刷り上がり見本を見ながらいくつか修正、確認してすぐに本刷りに
かかってもらう。なにしろ時間が無いのだ。

帰る途中、今回のプロデュース役のオカモト氏の家に寄って経過を報告。
「おぉ、いいところに来た」と預かっていた猪風来氏の小品から
展示用を選ぶお手伝い。
美術館オープニング(26日)の夜の打ち上げ会に誘われるが、この日は
先約があり残念ながら辞退させていただく。

vinさらに寄り道して、
山の上にある、このあたり
では最大級に広い
ぶどう畑を見に行くが
残念ながら、ウワサ通り
廃業したらしく、
見渡す限りの広大な
ぶどう畑に人の気配は無い。
葉を落した枝々には
半分しなびたぶどうの房が揺れている。
それが延々と続いていてアワレをさそう。
三年前、夏の日射しに目を細めながら、熱く語ってくれた若者は
今はどこの空の下に居るのだろうか。
かつて見た「アコガレの地」は寂寥としてただ寒風が、吹き荒んでいた。


new2猪風来氏の作品から‥‥
「五千年の時を超えて‥‥」

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