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彩香さんから小桜に流れて

10月15日(日)二日目の夜は‥‥

夕方、母に頼まれた「かりゆしウエア」をさがして、国際通りを
ふらふらと歩く。似合いそうなのをワシタで発見して購入。

タクシーで山本彩香さんの店に行く。二ヶ月前に予約を入れて
やっとこの日が来た!って感じで、わくわくと引き戸を開ける。
隅々までキチンとしていて、すべてに目が行きとどいている。
6人掛けのカウンターの中央の席に案内される。両端はすでにカップルが
食事を始めていた。まずはオリオンビールを頼む。
「ゴーヤジュース」「豆腐ヨウ」「ゴーヤ・田イモ・豚のてんぷら」が
矢継ぎ早に出てくる。ちょっとペースが早いぞ。ビールでお腹がいっぱいに
なりそうなので泡盛に変える。ガラス器に2合の「春雨」が来た。
この店は飲んだ分だけ精算してくれるシステム。

如何にも体に良さそうな「ゆし豆腐」は生き返るよう。スープが美味。
「ミーバイの刺身」南の海の軟らかめの魚を醤油ではなくシークワーサーに
ショウガをしぼって唐辛子を少々入れた酢ダレで食べる。
このタレが鮮烈で美味しい。ほんの少しの唐辛子が効果的で感心。

二人とも上質の泡盛がもったいなくて氷を入れずにストレートで
飲んでいたら、通りがかったお姉さんが「ストレートがお好きなら
ちょこでどうぞ」と備前焼の小さな小さなちょこをすすめてくれた。
飲んでびっくり、アシカと顔を見合わせた。大きなグラスの方が香りも
楽しめると今まで思っていたら、なんと小さなちょこの方が泡盛が
生きるのだ。これは目からウロコであった。
「昔は泡盛も貴重なモノでしたから、こうして少しづつ飲んだのですよ」とは
彼女の弁。以後はちょこで少しづつ舐めるように飲んだ。

「どぅわかしー・田イモのゆでつぶし」これにはマイッタ。美味い!
さほどの量ではないのにボリュームたっぷりで、豊かさを味あわせてくれる。
大満足の逸品である。野菜だけどメインディッシュになるなぁコレ。
オーナーの山本さんが挨拶に見えられて、‥‥モチロン質問攻めにする。

ゴーヤの白あえ。ラフティ(豚肉)。
ソウミンチャンプルーの上には島らっきょうが乗っていた。
島らっきょうは小さな玉のらっきょうを甘酢ではなく塩漬けにしたもので
辛味が口をさっぱりさせてとっても美味しいのであります。
「ジーマミ(ピーナツ)豆腐」の柔らかさ滋味深さにとろける。
豚飯(トーファン)には目の前でザブザブとかつおだしをかけて、一瞬まってから
いただく。まくわ瓜の漬け物が添えられる。
デザートは「タピオカの黒糖浸し」ショウガの香りが美味しさを引き立てる。
左右からオイシーと女性の声が聞こえた。確かに美味しい。

食後、泡盛の古式の飲み方を教えてくれたお姉さんが「ちょこがお気に入りの
ようですからよろしかったらお譲りしますよ」と声をかけてくれる。
彩香さんも現れてそのちょこがタナの上のシーサーと同じ作家のものであると
説明。「ひょっとしたらその方は外人さんですか?」とアシカ。
「はい。表のシーサーもそうで、あれは初めて彼が作ったシーサーなんですよ」
うーん。以前に石垣島で見て、いつかこんなシーサーが欲しいもんだと
思っていたけど、ここでも会えるとは。今度は窯を訪ねてみたい。
焼き物、塩、にがり、田イモなど話題は尽きずつい長居してしまった。
タクシーを呼んでもらって三越まで。アシカはそこから歩いて帰り、


oldtownトドは再度「小桜」の扉を開ける。
写真は国際通りから少し入ったあたり。
いかにもディープな沖縄って感じでしょ。

カウンターに座り、泡盛(請福)1.5合と
島らっきょうを頼む。
常連客のトクダさんと話す。
開口一番「ひよっとして昨日二階で
飲んでいた人?」と言われる。

「沖縄でどこが一番良かったですか」
うーん、石垣なら「玉取り展望台」「平久保崎」 なんだけど、本島じゃ
ココでしょ。こーゆー居酒屋で地元の方の話を聞きながら泡盛を飲むのが
一番じゃないかな。

と話しているうちに右の席に体育会系の長身の女性二人が座る。
こちらも常連らしく元気いっぱいで話に乱入。
今度は左側の函館から来た若い夫婦としばし北海道の話をする。
年に二度は沖縄に来る。今回は明日から5日間の予定で久米島。
この店も何度か来ているらしい。
22時、突如店の主が客の談笑をさえぎる。でっかい歌詞カードを上から
引き出して「さあ、みんなで」とビギンの名曲「オリオンビールの歌」を
グラスを振り上げ全員で歌いだす。
あはは、函館や埼玉、岡山から沖縄の居酒屋に集まって一緒に
歌うのは痛快であるなぁ。

函館チームが帰って、二階から待ちかねたようにカップルが降りて来て左に座る。
彩香さんの店で見かけたような気がしたが、まさか同じ居酒屋に流れるわけがない
と考えを打ち消して、右の体育会系の話に混じる。
ソウミンチャンプルを注文。なぜかパラリンと出来るので作り方を観察。
特別変わったことはしていないように見えるが‥‥美味しい。

泡盛が空いたところで潮時かと席を立つ。と左から「先ほどの店で‥‥」
おおやっぱりそうじゃったかい。
まわりから「さあさ、もう一度最初から、オトーリ、オトーリ」と座らされる。
オトーリはオキナワ風の回し飲みなんだけど、そこまでは出来ないぞ。
左隣から泡盛がなみなみと注がれて、彩香さんの田イモの美味しさ、ゆし豆腐の
カンドーを話し合う。総社、高梁に来たことがあるらしく岡山を舞台に横溝正史の
仕出かした犯罪の数々を列挙したりぶどう栽培の話で盛り上がる。
ではまたこの場所でと席を立つと、今度は右隣から「こんどはこっちのお酒を」と
三たび座らされる。
またしても泡盛をドバドバと注がれて、なんじゃかじゃと話す。
もう内容なんて覚えちゃいないぞ。
10月はぶどう百姓のオフだから、来年の10月にまた飲もうねーとみんなに言って退散。
国際通りをふらりふらりと歩いて帰る。
あー楽しかった。
でも、部屋に入って真直ぐ洗面所に直行するトドなのであった。

山形は最上のチェリーちゃん、函館の若夫婦さん、埼玉のカップルさん
また「小桜」で飲みましょう。
年賀状と農園案内を送りますのでメールください。

(10月19日 記)

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Comments

トド様
 小桜での楽しい宴、ありがとうございました。沖縄ボケからやっと立ち直ったところです。あの時、教わった“岡山 トド ぶどう”でこちらにお邪魔させていただきました。で、ここに登場させていただいた次第です。まずは一報!ということで。    

Posted by: 山形チェリー | October 21, 2005 at 07:30 PM

山形チェリーさま
 ほんに楽しい宴でしたね。料理も美味しいし、常連さんがすぐに
話の中にとけ込ませてくれて、このまま永住したいような気持になりました。
なんだか、年に二回くらいはオキナワを体に取り込まないと元気が
出ないような気がしております。
また、バッタリと小桜のカウンターでお会い出来るのを楽しみにしてます。

Posted by: トド | October 23, 2005 at 06:48 AM

トドさま
なんか仕事に追われてるうちにあっという間に時間が経ってしまい遅くなってしまいました。
埼玉のカップル(男)です。山形チェリーさん同様に私も小桜の箸袋の裏に書いていただいた「岡山 トド ぶどう」でたどり着きました!!
本当にあの日は楽しかったです。私達もこれまでに何度も沖縄(小桜)に顔を出しているのですが、あの日ほど偶然の為すワザに驚いたことはありません。
HP拝見してぜひ来年のブドウシーズンにはトドさんのところにも行ってみたいなあと思っています。また、小桜でもきっとお会いできると思いますので、そのときは最初から「こんにちわ~」と声をかけさせていただきますので、よろしくお願いします。

Posted by: 埼玉のカップル | November 04, 2005 at 12:39 AM

やあ、やあ 埼玉のカップルさん

お久しぶりです。楽しい夜でしたね。また是非ご一緒したく思っております。
最近では自分の中のオキナワ度がウスまらないようにと
デスクワークの時にはとっかえひっかえでビギンを聞いております。
ぶどうシーズンと言わず西の方にお出でになる時には声をおかけください。
ビールと泡盛を飲りましょう。
お神楽までは用意できませんが。

また、お会い出来るのを楽しみにしています。

Posted by: トド | November 04, 2005 at 09:38 AM

トドさま。こんにちは。
埼玉のカップル(女)です。
小桜では楽しいひとときをありがとうございました。

ところで、先日、某「藪蕎麦」へ行きました。
そこで前に並んでいたオジサマに話しかけられ、話を聞いているとその人は岡山(倉敷)から来たと言っていました。更に、その前に並んでいて先にお店に入った家族も同じ倉敷・・・・・。
このお店は岡山で大人気?!

今、丸の内では東京ファーマーズマーケットというイベントをやっています。
会社から近いので、お昼休みに「トドさんいないかなぁ~?」なんて思いながら行ってみました☆
丸ビルの会場は、結構盛況でしたよ。

それでは、またお会いしましょう♪

Posted by: アツアツ | November 04, 2005 at 07:37 PM

こんにちは(^^)/ アツアツさん

ほんと楽しい時間でした。帰って来るなり、またあの空間に身を置きたいと
念願しております。年に2回は行きたいなぁ。

なんだか、岡山にご縁があるようですね。どうです飛行機で1時間、新幹線で
4駅目です。気軽にお出かけください。ご案内いたします。
ファーマーズマーケットには行ってないと思うけど、
今かみさんが一週間ほどそちらに行っていますので近くにいたかも
知れませんね。あっでも面識がなかったか!
じゃ、今度泡盛を間に置いて会いましょう。

Posted by: トド | November 05, 2005 at 06:53 AM

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